※キャラ崩壊注意
↑なんでこんなん態々書かなきゃなんないねん、そもそもどんなに精巧に作り上げても本人じゃない以上キャラなんて大なり小なり崩壊してるやろ
このお話の登場人物
戌井とこ…台パンしてメダルゲーム落とすのが好き
アンジュ「今日はゲーセンにさんばかで遊びに来たぜ!」
戌井「おっしゃ!メダルゲームで遊んで来るわ!ほな!」
アンジュ「おっし、さっそく音ゲーでもするか〜あれ、リゼはやんないの?」
リゼ「ええっと…私はいいかな…」
アンジュ「?音ゲー好きじゃなかったっけ?switchで太鼓だかなんだか持ってたよね?」
リゼ「家ではいいの!でもこんなに…人混みも多いとさ…恥ずかしいじゃない?」
アンジュ「ええそうか〜?気にした事ないなぁ」
リゼ「アンジュは上手だからいいじゃない!…私、音ゲーは好きだけどあんまり得意じゃないし、いつも難易度も低めで遊んでるし」
アンジュ「…バカだなぁリゼ、誰もそんなことで笑ったりしないよ」
リゼ「え?」
アンジュ「いいか?人口が減少しつつある音ゲー界隈、沢山の人に楽しんでもらう為に初心者にも優しいのが今の界隈の基本なんだ」
リゼ「そうなの?」
アンジュ「ああ、例えばあのグルーヴコースター、あれは例えノルマ失敗しても、3曲遊ぶことが出来るんだ」
リゼ「えっ!?太鼓は失敗するとミニゲームにクリアしないと遊べないのに?」
アンジュ「今日日もうそんなの古い古い、初心者にも楽しんでもらえるように、色んな工夫がされてるんだ。プレイ人口を増やす為にもね。そんな訳で初心者の拙いプレイにも指を指して笑う人なんてそのゲームが好きならそんな奴いないよ!」
リゼ「…わかった!私、あのゲームでちょっと遊んで来る!」
アンジュ「おう!行って来い!」
リゼ「あれ…このゲームこんな難しかったっけ…?家庭用と実機でやるのとじゃ結構違うな…あれ…?」
クソガキ「ママ〜あのお姉ちゃん下手っぴだね〜」
害悪オタク「フン、僕のプレイ時間を無駄にしてこんな稚拙なプレイ見せられるなんて、とても気分が害されたよ」
アンジュ「っっっっっっっっんだとこんのクソガキと薄汚えクソオタク共がぁぁぁぁぁ!!!!!2度と朝日を拝めねえ体にしてやるよ!!!!!!!!」
クソガキ母「キャー!誰かー!化学薬品の入ったフラスコをばら撒いてる錬金術師がいまーす!的確に目を狙ってきていまーす!ぎゃあああああ!!服が溶けたわ!!!!何これ、塩酸!?塩酸なの!?いや、もっと危険な薬品!?誰か助けてー!!」
スタッフ「お客様!あーお客様困りますお客様!」
戌井「ちゃうねん!メダルが!メダルが勝手に落ちて来ただけやん!それをちょいっと拾っただけやん!」
スタッフ「台を揺さぶってメダルを落としてるだけじゃないですか!」
戌井「ちゃうねん!地震や!地震かなんかで勝手に落ちて来たんやろ!うちちゃーう!」
戌井「出禁になったわ」
アンジュ「おめーのせいだろアホケルベロス!何度目だよメダルゲーム台パンしてメダルパクって出禁にされたの!」
戌井「はぁー!?どう考えてもアンジュはんのせいやろ!!薬品バラまく錬金術師なんて聞いたことないで!」
リゼ「2人とももうやめなって!…いいから家に帰ろう…?」
戌井「はぁ…しゃーない帰るか…。ほんま、しょーもないわぁ…」
アンジュ「リゼ…なんか、ゴメンな?私がブチギレちゃったせいで台無しになっちゃって…」
リゼ「いいの…私の為に怒ってくれたんでしょ?それに下手な私が全部悪いんだから…」
戌井「あら〜リゼはん、相当落ち込んでるようやね〜よっぽどひそひそバカにされてたのが応えたんやろうか〜」
アンジュ「…」
戌井「あれあれ?アンジュはん、なんか悪いこと考えとる?お〜い、アンジュは〜ん」
次の日
リゼ「ふぁ〜…昨日は良く寝た…あれ?…うわぁ!何この筐体の数々!?」
アンジュ「グッモーニンリゼ!」
リゼ「アンジュ!?この実機たち、一体どうしたの!?まさかパクって来たの!?」
アンジュ「んなことするわけないだろ!誰がそんなことやると思うんだ…いにゅい、その手降ろして。…リオンさんに頼んで、予算出して貰ったんだよ」
リゼ「リオンさんに!?よくオッケー貰えたね、いくらお金持ちでもこの数は結構かかったでしょ…?」
前日
リオン宅
アンジュ「この袋に有り金ぶち込まないと敷地中に薬品ばら撒いて向こう100年は生物の住めない環境にすんぞ!」
リオン「筐体買う金くらいくれてやっからさっさと出てけー!今何時だと思ってるんだ!」
戌井「全額500円玉で寄越してーなー」
リオン「金くらいいくらでも…500円玉!!??」
戌井「ひゃはははは!やっぱり500円玉で遊ぶメダルゲームはリッチで楽しいなぁ!!やはり無駄こそ最高の贅沢や!」
アンジュ「いにゅいも満足そうで良かったよかった!これで安心して遊べるな!」
リゼ「アンジュ、私の為にそんな態々…!」
アンジュ「いいんだ、リゼ。いつか恥ずかしがらずにゲーセンで遊べる日まで、ここでゆっくり慣れればいいさ」
リゼ「アンジュ…うん!」
戌井「みんなも、初心者には優しくしよーなー!さんばかとの約束やでー!!」