※キャラ崩壊注意
↑なんでこんなん態々書かなきゃなんないねん、そもそもどんなに精巧に作り上げても本人じゃない以上キャラなんて大なり小なり崩壊してるやろ
このお話の登場人物
アンジュ・カトリーナ…好きな将棋の駒は桂馬
リゼ・ヘルエスタ…好きな将棋の駒は桂馬
戌井とこ…好きなチェスの駒はクイーン
戌井「アンジュは〜んアンジュは〜ん、あれ?一体何してはるんや、アンジュはん?」
アンジュ「戌井か、今ちょっと王女のガキと遊ぶ玩具を考えてたんだよ」
戌井「ああ、ちっこいプリンセスの子守、大変そうやね〜…あれ?昨日はテレビゲームで遊ぶみたいなこと言ってへんかったっけ?」
アンジュ「王様がちっちゃい子供にテレビゲームはまだ早い、頭がバカになって目が悪くなるだとよ…全く、昭和の親父かカッペかなんかかっての、お前は…」
戌井「はえ〜それなら、将棋とかどうや?」
アンジュ「…はあ?今5歳だか6歳だかだぞ、んなクソガキにわかるわけないだろんなもん…」
戌井「いやいや、丁寧に教えたったらわかると思うで…大体、今あの子は8歳や、年くらいちゃんと覚えたってや」
アンジュ「そんくらい大差ないって」
戌井「子供にとっての1年は結構大きいで〜」
結局、戌井に勧められるまま私はその子供に将棋を教えた。…結局ルール覚えられなくって、将棋崩しで私たちは遊んだっけ。
現在
おもちゃ屋さん
アンジュ「クッソ、なんで私らがクリスマス会のおもちゃの買い出しに行かなきゃなんねーんだよ…」
店員「お客様!困ります!あー!お客様!」
戌井「ほーら見ときーラジコンヘリってのはこうやって操作するんやで〜」
クソガキ「うぉーお姉ちゃんすげー!」
戌井「せやろ〜?」
店員「お客様!せめてお買い上げになってから、そして店の外で遊んでください!商品に当たったら…!」
戌井「うるさいわ〜平気やって、リオンさんが軍資金をこれでもかとたぁんまり用意してくれとってっからいざとなった店ごとでも買ったるって」
アンジュ「何やってんだあいつ…」
リゼ「ねえ、アンジュ…」
アンジュ「んあ?なんだ、リゼ…」
リゼ「今度は、私も出来るようになるから。また教えてくれない?」
そう言って笑う彼女の手には1組の将棋セットがあった。
12月23日、あの頃と同じ、雪の強くなって来た季節の事だった。