SS それぞれのクリスマス・イヴ の巻

※キャラ崩壊注意

↑なんでこんなん態々書かなきゃなんないねん、そもそもどんなに精巧に作り上げても本人じゃない以上キャラなんて大なり小なり崩壊してるやろ

 

 

 

このお話の登場人物

 

アンジュ・カトリーナ…好きな映画はトイストーリー3

リゼ・ヘルエスタ…好きな映画はとなりのトトロ

戌井とこ…好きな映画はシン・ゴジラ

ギバラ…好きな映画はミスト

 

 

 

 

戌井「クリスマスやしホームアーロン見まひょかーリゼは〜ん」

アンジュ「はぁ!?クリスマスっつったら普通ポケットの中の戦争だろうがよぉ!?」

リゼ「もう、2人共!喧嘩しないの!毎年おんなじ事やってるんだから…どっちも見たらいいじゃない?」

戌井「ほな、お先にそのガンダムどうぞ〜後味綺麗に終わりたいですもんな〜」

アンジュ「ああぁぁんん!!??ポケ戦はこの終わり方が切なくていいんだろうがよぉ!?そんな子供騙しのおこちゃま映画見たがる奴には分かんねえか!」

戌井「あ?」

リゼ「っもう、止めてってば!全く…」

 

 

チャイカ「あー、流石にクリスマスイヴにこんな店誰も来ねーかー。田所、ビール飲んでいいぞ」

野獣先輩「foo!ビールビール!バッチェ冷えてますよ〜」

チャイカ「…ん?ギバラ?お前も飲んでいいんだぞ、どっか行くのか?」

ギバラ「フッフッフ…!私のクリスマスイヴは、こっからよ!」

 

 

 

戌井「なんだかんだどっちのDVDもおもろかったな」

リゼ「全く…毎年おんなじ事言ってるんだから…」

アンジュ「うぅ…バーニィ…!」

戌井「いつまで泣いてんだか、さ、もう寝るで〜」

アンジュ「うぅ…はぁ…私らも寝るか、リゼ?」

リゼ「…ねえ、アンジュ?」

アンジュ「ん?」

リゼ「…私たち、来年もずっとこうなのかな?」

アンジュ「来年…まあ、私たちの誰かに彼氏でも出来ない限りこうじゃないかな」

リゼ「…再来年も、その次の年も、ずっとこうなのかな…」

アンジュ「…まあ、もしかしたら、そうかもな。不服か?」

リゼ「いや…私はずっとこのままでいい…このままが…いい…」バタリ

アンジュ「!?リゼ!?どうしたんだ!?…凄い熱じゃねえか!?」

戌井「リゼはん!?一体何があったんや!」

アンジュ「分からん、戌井、健屋か名取呼べ!リゼ!しっかりしろ!リゼー!!」

 

 

 

 

健屋「ただのインフルエンザですね。薬飲んで安静にしてたら直ぐ治るでしょう。」

戌井「ただの…インフル…?」

アンジュ「あぁ、よかった…本当に良かった…!」

リゼ「アンジュ…さっき凄い顔してたよ…」

アンジュ「…もう、リゼのバカ!本当に心配したんだぞ!」

リゼ「ごめんなさい…実は体調が優れない事は少し前から分かってたの…」

戌井「じゃあなんで大人しくしてなかったんや?」

リゼ「この時期になると…一人でいると…なんだか、怖くって…上手く説明出来ないんだけど…」

アンジュ「…リゼはバカだな、…私は、いつでもリゼと一緒にいるよ、ずっと、側に」

リゼ「………アンジュ………!でも、そしたらアンジュにも風邪移っちゃうよ…」

アンジュ「心配すんなって、私はにじさんじ最強の錬金術師だぞ?インフルエンザの抗体を作る位容易い事さ」

戌井「あ、うちは寝るで。予防注射受けてないし、インフルエンザ移されると嫌やし」

アンジュ「ファッ!?嘘だろお前!?」

戌井「あとは2人でよろしくやってーなー」

健屋「私ももう帰りますね、あ、お代も頂けますか?」

戌井「あとで全額リオンさんが支払うわ」

健屋「わかりました!」

 

アンジュ「…えぇ…」

リゼ「ふふっ、とこちゃんはいつも変わらないね」

アンジュ「あぁ…まあ、そういえばそうだな。…リゼ、さっき私凄い顔してたって言ってたけど…」

リゼ「…もう、それは凄い顔だったよ、この世の終わりかって顔してた!」

アンジュ「いやいやいや、そんな大げさな」

リゼ「本当だって!全く、ただのインフルだったのに、大げさなって感じ」

アンジュ「リゼが急に倒れたからだろ!?…でも本当に、本当に良かったな」

リゼ「…うん。」

「また、来年もずっと一緒にいられそうだね」

 

 

 

 

戌井「ふぁ〜お二方お暑くて敵いませんわぁ〜戌井とこはクールに去るぜ…ん?」

 

ギバラ「」←『とこちゃんへ!クリスマスプレゼントはワ♡タ♡シ♡』と書かれたカードを持っている体をプレゼント紐で縛り上げられた、全裸のギバラ

 

 

戌井「…」

ギバラ「…」フンスフンス

戌井「…アンジュはーんリゼはーんやっぱりうちもそっちで寝るわ〜」

ギバラ「フゴ!?」

戌井「あと、アンジュはんはバットか薬品か何か持ってきて〜ゴキブリや〜」

ギバラ「フンゴー!フンゴー!」

 

クリスマスイヴの日、雪は益々降り積もるばかりであった…。